i remember nothing

文章の練習も兼ねています

Luminous(The Horrors)

人に見せる文章を書くのは苦手で、このブログも3日坊主になりそうだった。

今回は The Horrors の4thアルバム、 "Luminous" を紹介する。

Luminous

Luminous

私が雑誌か何かで The Horrors を知ったとき、メンバー全員が黒スキニーのきしょがりだし何かイケメン風だし、とにかくどぎついビジュアルで「どうせ顔ファンでメシを食ってる一発屋イロモノバンドだろ、信用できない」と思って大して興味を持てなかった。

それから数年経ってふとしたきっかけ(なぜかM83のアルバムと間違えてツタヤで借りてしまった)で本作を聴いたとき、「なんじゃこりゃ」となった。 全然一発屋の音楽じゃない。顔で食ってるとか言ってごめんなさい。

これまでにこんなにエレクトロニカシューゲイザーを巧みに掛け合わせた音楽があっただろうか。

シューゲイザーといわゆる「踊れる」音楽は基本的に合わんだろうと思っていたんだけど、全然そんなことはなかったんだと目からウロコだった。 幻想的なシンセサイザー、浮遊感のあるフィードバックギターサウンド、そしてパワフルなダンスビートの掛け合わせ。そこに乗っかるメロディアスで美しいボーカルの声には、どこか内に秘めた激情があるのだが、それでいて明るささえ感じさせられる。 そして繰り返されるメロディから徐々にバラード調に盛り上げられていく構成が、超ド級の壮大さを表現している。 全体として絶妙にバランスのとれた(面白みがないとも言えるが)完成されたかっこよさ。一曲一曲の粒度も細かく、非常に聴きやすい。

一昔前のお耽美な音楽が好みな人にも、グワングワンの轟音ギターが好みの人にも、俺は踊れる音楽しか聴かねえ!という人にもおすすめできる。

1作1作ごとにポジティブな変化を見せてくれる彼ら、今後にも期待である。いずれ他のアルバムのレビューをしていきたいと思う。 書きたいものがどんどん増えて嬉しい。